国際的に活躍する伝統工芸士・松岡輝一氏が直接指導を手掛ける京鹿の子絞りの体験です。
当日は、日本の古典的技法から3Dプリンタを活用した最新の伝統工芸までの手法を見学いただいた後、上質なシルクスカーフにご自身で図案を作成し、絞りから染めまでを一貫して体験していただきます。完成品は当日お持ち帰りいただけます。
この他、松岡氏が付きっきりで指導する本格的な制作体験もございます。
※催行人数やツアープランによって異なります。詳しくはご予約詳細ページをご覧ください。
「京鹿の子絞」は、着物や帯などに使われる染色技法の「絞り染め」の技術に属し、1976年に「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」に基づき指定された国の伝統的工芸品です。
もともとは、生地の図案を一粒ずつ糸で括(くく)って絞ることで染め分けするもので、その括り模様が小鹿の背にある斑点に似ていることから「かのこ」もしくは「鹿の子絞り」と呼ばれます。
経済産業大臣が指定する伝統的工芸品の製造に従事する技術者の中から、ある条件を満たした上で、高度の技術・技法を保持する者が伝統工芸士に認定されます。松岡輝一(雅号「輝染」)は京鹿の子絞の染色部門で伝統工芸士に認定されました。
伝統的な技法をほどこした着物や帯だけではなく、3Dプリンターを応用した革新的な「デジタル3D絞(商標登録済)」の帯やスカーフなど、伝統的な技術を守りながら常に新しいモノづくりに挑戦しています。
京都絞美京の作品は国内のみならず海外の展示会・見本市(フランスのMaison & Objet、ドイツのAmbiente、イタリアのHOMI、アメリカのNY NOW など)に出展し、それぞれの国において高い評価をいただきました。絞り染めの美と確かな技術は国内や欧米で評価されています。